瀬尾クリニックの特徴(減薬の勧め)
精神科・心療内科に通えば通うほど、症状を訴えれば訴えるほど、薬の種類や量が増えていくことがあります。もちろん症状の緩和のために急性期には一時的にはそのようなことがあるかもしません。しかし、漫然と継続される場合もよく見受けられます。
また、特にご高齢の方の場合は慢性疾患などでいろいろな薬が処方されがちですが、個々の病状に対しては妥当であっても、相互作用や副作用により、せん妄などの精神症状が出現する場合があり、慎重に対応する必要があります。
一方で「薬は怖い」と自己判断で中止すると思わぬ反動で苦しむことになったり、長期に継続するほうがよい薬を中止すると再発につながったりすることもしばしばです。薬を症状に合わせながら少しずつ減らすことで、むしろ病状も改善し、不安定であったものが安定していくことも多いのです。 このように当クリニックではより少ない薬での治療をめざしていきます。
また、薬を処方する際には医師からできるだけ詳しくその意図と治療の意味を説明させていただきます。